■MLB メッツ 3×-2 エンゼルス(日本時間28日、シティ・フィールド)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたメッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場。直近2試合、10打席で8度の出塁と好調だったが4打数無安打2三振と5試合ぶりのノーヒット、打率は.305となった。
試合は2対2の同点で迎えた9回、エンゼルスは3人目、R.ロペス(29)がつかまりサヨナラ負け。エンゼルスの連勝は2で止まった。131試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、63勝68敗で借金は5となった。
右ひじ靭帯損傷が判明してから指名打者として出場し、2試合で5打数3安打3四球。打者での好調をキープしている大谷は1回の第1打席、メッツ先発、左腕のD.ピーターソン(27)と対戦。カウント1-1から内角のチェンジアップをフルスイングしたが自打球となって右足を直撃。大谷も大きな声を出して痛みに耐えた。そして、外角に逃げていくスライダーを逆らわず上手く逆方向に弾き返したがレフト正面のライナー。
3回の2死二塁で迎えた第2打席は内角高めのストレートに手が出てしまい空振り三振に倒れた。4回にはメッツの4番・P.アロンゾ(28)が空振りするとバットがすっぽ抜けて3塁側のエンゼルスベンチに。前の方で試合を見ていた大谷も驚きの表情を浮かべ、笑顔を見せていた。
0対1とリードされて迎えた6回、前日のナイター終了から14時間後のデーゲームとあってエンゼルス打線もお疲れモードでわずか1安打、大谷の第3打席、カウント1-1から内角のチェンジアップを強振したがワンバウンドにて左足のすねに当たる自打球。大谷も声を挙げて、この日2度目となる自打球の痛みに耐えた。最後はスライダーを打たされセカンドゴロに打ち取られた。
8回の第4打席はメッツ2人目、D.スミス(29)に内角の速い球で追い込まれると最後は内角膝元へのスライダーで空振り三振。大谷は5試合ぶりのノーヒットに終わった。