フィリピンの首都マニラで山梨県の男性2人を保険金目的で殺害した罪で死刑が確定していた岩間俊彦死刑囚が、24日に収容先の東京拘置所で死亡したことがわかりました。

殺害された鳥羽信介さんが乗車していたタクシー マニラ

笛吹市の岩間俊彦死刑囚はフィリピンの首都マニラで共犯者を通じて実行犯を雇い、韮崎市の鳥羽信介さんと笛吹市の中村達也さんを保険金目的で殺害した罪などに問われ、今年6月に死刑判決が確定していました。

中村達也さんが殺害された現場 マニラ

法務省によりますと、岩間死刑囚は24日に収容先の東京拘置所の居室で心肺停止の状態となり、その後午後3時過ぎに死亡が確認されたことがわかりました。

病死ということです。

被害者の鳥羽信介さんの父、和郎さんは・・・

鳥羽信介さんの父 和郎さん 6月5日撮影

殺害された鳥羽信介さんの父 和郎さん:
突然の話だったからびっくりしている。何年か経って少しでも(真実について)口を開いてくれればという希望もあったが、それも閉ざされてしまったから残念。

岩間死刑囚には糖尿病の持病があり、おとといから体調不良を訴えていて、24日に慢性腎不全と診断され、病室に移される直前に倒れたということです。