世界各地でゲリラ的に作品を描く覆面アーティスト「バンクシー」の版画展が8月25日、静岡県沼津市の商業施設で始まりました。

バンクシーは世界各地の壁や橋などにスプレーで絵を描き、制作中の姿を一切見せない覆面アーティストとして世界中から注目されています。

25日から沼津市のららぽーと沼津で始まった版画展では、バンクシー公認の工房の刻印が押されたシルクスクリーンの作品45点が展示販売されています。

バンクシーが評価されるきっかけとなった「風船と少女」。反戦に対するバンクシーの思いが込められた、平和のシンボルのマークを描く兵士を描いた「CND」などの代表作が並びます。

<サロン・ド・ヴェール 行方憲一さん>
「(バンクシーは)世界に向けて戦争反対、暴力反対、虐待に対するいろいろなメッセージを我々に伝える作家なんですけど、作品に込められたメッセージ1つ1つをみなさんの目で確かめていただいてバンクシーの心に触れていただければ」

覆面アーティスト、バンクシーの版画展は、8月30日まで、ららぽーと沼津で開かれるほか、9月8日からは、ららぽーと磐田でも開かれます。