富山県の山間部にある関西電力の発電所の敷地で、落石防止用の金網交換作業をしていた男性が、落石に当たり首や胸の骨を折る重傷を負いました。

24日午前10時50分ごろ、富山県黒部市宇奈月町の関西電力愛本発電所の敷地で、
道路脇にある崖の、落石防止用の金網を交換していた奈良県香芝市の会社員・木村浩さん(55)が上から落ちてきた落石に当たる事故がありました。

木村さんは黒部市民病院に運ばれましたが、首や胸の骨を折る重傷です。命に別状はないということです。警察によりますと、木村さんは、当時6人で設置してあった金網を新しいものに交換する作業をしていて、古い金網に溜まった石を落とすため、高さ約5メートルの位置でロープにぶら下がる形で金網を揺らしていたところ上から落ちてきた石に当たったということです。