気象庁によりますと日本の南海上にあった熱帯低気圧が、25日午前3時に台風10号(ダムレイ)になったということです。

この台風10号は25日午前6時現在、南鳥島の近海にあって、1時間に35kmの速さで東北東に進んでいるものとみられます。
・中心付近の気圧…998hPa
・中心付近の最大風速…18m
・最大瞬間風速…25m

なお、北東側440kmと南西側220kmは風速15m以上の強風域となっています。

台風10号の進路予想(TBS NEWS DIGより)

25日午前6時時点での進路予想図では、関東から東北の太平洋側にかけて28日に接近する可能性があり、今後の動きに注意が必要です。気象庁は、付近を航行する船舶は十分警戒するよう呼び掛けています。

一方、沖縄の南海上で24日に発生した台風9号(サオラ―)は25日午前6時現在、沖縄の南、フィリピンの東海上にあって、ほとんど停滞しているものとみられます。
・中心気圧…1000hPa
・中心付近の最大風速…20m
・最大瞬間風速…30m

台風9号の進路予想(TBS NEWS DIGより)

気象庁によりますと、台風9号は27日午前3時にはフィリピンの東で“非常に強い”勢力となりそうです。
・中心気圧…965hPa
・中心付近の最大風速…45m
・最大瞬間風速…60m

その後も勢力が強まりそうで、気象庁は付近を航行する船舶に十分警戒するよう呼び掛けています。