世界陸上ブダペストで日本時間26日に行われる男子4×100mリレー予選の代表メンバーが発表された。日本は1走に坂井隆一郎(25、大阪ガス)、2走に栁田大輝(20、東洋大)、3走に小池祐貴(28、住友電工)、アンカーにはサニブラウン・アブデル・ハキーム(24、東レ)の布陣で2大会ぶり3度目のメダル獲得を狙う。日本は予選1組5レーンでジャマイカ、アメリカと同組。各組3着+4位以下の上位タイム2チームが決勝に進む。
これまで日本は、17年のロンドンで銅メダル(多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、藤光謙司)、19年のドーハで銅メダル(多田修平、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウンアブデルハキーム)を獲得。前回大会では、坂井隆一郎、鈴木涼太、上山紘輝、栁田大輝の布陣で挑むも、予選でバトンミスにより失格となっていた。
今大会、サニブラウンは男子100m準決勝で9秒97の自己ベストタイ記録を叩き出し、決勝に進出。2大会連続で入賞を果たすなど好調だ。栁田も男子100mに出場し、個人種目では初出場ながら準決勝に進んだ。7月のアジア選手権で10秒02をマークするなど100mはサニブラウンに続く今季国内2位のタイムを持つ。スタートが武器の坂井は、100mで2大会連続の準決勝進出を逃したが、7月のDLロンドンで柳田、小池とともに(4走は上山紘輝)今季世界最高タイの37秒80を記録した際も1走を務めている。
17日に行われた選手団会見で、4×100mリレーについて坂井は「1走希望。日本のリレーは1走から流れをつくるイメージ。良い流れで1走からつなげていけたら」。サニブラウンは「自分は3走以外ならどこでもいけると思っているので、そこに関してはどこで起用されてもいけるようにしっかり準備して挑めればと思っています」。柳田は「与えられた役割を果たすだけかなと思っています」と語っていた。
予選は日本時間26日午前2時30分から、決勝は日本時間27日午前4時40分から行われる。