21日夜遅く山梨県富士河口湖町の民家の庭先に1頭のクマが現れました。
クマは発見からおよそ10時間後のけさ捕獲され、けが人はありませんでした。

民家の庭先でうごめく黒い動物…

カメラには木の上に登る様子も捉えられています。
クマを目撃した住民は:
まさかと思ったけど、鼻の形がクマだった。
体長1m25㎝センチ、体重50㎏のツキノワグマです。
クマを目撃した住民は:
すごい力で噛みちぎるから、ほんとうに怖かったです。
警察などによります21日午後11時ごろ、富士河口湖町河口で自宅にいた住民が、物音やセンサーライトの明かりがついたため外を見たところ、罠にかかっているクマ1頭を見つけました。
通報を受け警察や猟友会が駆け付けましたが夜で視界が悪かったため、クマを見張りながら明るくなるのを待ちました。
警察:
車内や建物内にお入りください。
記者:
クマが出没したことで警察が広範囲に規制をしています。
現場周辺は畑が広がりますが車の交通量は多く、けさ警察が注意を呼びかけるなど一時、騒然としました。
そして、クマの発見からおよそ10時間後のきょう午前9時前、麻酔銃を使ってクマは捕獲されました。けが人はありませんでした。

クマは5歳の雌で、その後、近くの山の山頂付近に放されたということです。
クマを目撃した住民は:
本当によかったと思います。みなさんに助けていただいて。

富士河口湖町の周辺は6月上旬からクマの目撃情報が相次いでいて御坂峠付近から次第に人里に近づいてきていました。
今回捕獲されたクマは、目撃情報のうちの1頭とみられますが、他のクマの目撃情報もあり警察などは引き続き注意を呼びかけています。