新潟県を襲う連日の猛暑と渇水は農産物の品質と収量の低下につながり、その影響は、生鮮野菜の値上がりという形でスーパーの店頭にも及んできました。
新潟市西区のいちまんです。野菜コーナーを見ると、値上がりの波が…。
今が旬の県産の枝豆は100gあたりの値段が、今月初旬よりも30円上がり178円。
一袋あたりおよそ100円の値上げです。

【いちまん 高井栄二朗 店長】「圧倒的に値段も高くなってるし、商品も量が入ってこないし、今までにない状態になってます」

他にも、ホウレンソウは1袋あたり、この1カ月で100円以上値上がり。

パセリは、お盆前と比べて、2.5倍以上。

葉物だけでなく夏野菜の定番、キュウリやナスも記録的な猛暑にまいっているようです。

【記者リポート】「お盆よりも前ににこれだけ購入すると、合計およそ1000円でしたが、きょう購入すると1.3倍以上に膨れ上がります。家計へは大打撃です」

【客は】「ホウレンソウも栄養があるので食べたいですけど、安いと少ないですよね」

【客は】「(ホウレンソウの)葉っぱが、暑いから茎が硬かったりしていると、安くてもおいしくない」
【いちまん 高井栄二朗 店長】「市場に入ってから私たちみたいな店舗に配達する途中もそうですけど、トラックの中の温度が高くてその間に状態が悪くなることもあるみたいです」

いちまんの高井店長は、「とにかく雨がほしい思いは、生産者と同じだ」と唇をかみしめました。
【いちまん 高井栄二朗 店長】「企業努力も限界があるので、生産者の方々が雨が降ってそれなりの量を確保できて、入ってくるのを願うばかりです」