太平洋戦争中に連合国軍の捕虜として岩手県釜石市内の収容所に抑留されていたオランダ人兵士の孫が21日、家族と共に釜石を訪れました。祖父が囚われの日々を過ごした釜石で家族が知った、戦争と平和とは。
21日、釜石市の郷土資料館を訪れたのはオランダ人のエローイ・リンダイヤさんとその家族4人です。
エローイさんの祖父、エヴェルト・ウィレム・リンダイヤさんは1942年から終戦まで、およそ3年間にわたって連合国軍の捕虜として釜石市内の収容所に抑留されていました。


エローイさん家族は夏休みを利用して日本を訪れ、祖父が囚われの日々を過ごした地で戦争の記録に触れました。
<エローイ・リンダイヤさん>
「2000年に一度父と釜石を訪れていまして、今回は日本に来る予定があったので子どもたちに釜石を見せるいい機会だと思ってやってまいりました」