無免許運転が発覚した中山真珠・静岡県議会議員について、8月20日、県に診断書が届いたことが分かりました。こうした現状を受け県議会の各会派は状況を見守る姿勢です。
中山県議が所属していた県議会の会派「ふじのくに県民クラブ」は21日、議員総会を開き中山県議について現状を共有しました。
<ふじのくに県民クラブ 田口章会長>
「指導力が不足していたというご指摘もいただいている。会派の代表として改めてお詫びしたい。本当に申し訳ございませんでした」
<中山真珠県議(8月8日)>
「政治全体に対する不信感を抱かせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
中山県議は8月、運転免許の失効に気付いていながら無免許運転をしたことが明らかになり、「ふじのくに県民クラブ」を除名されました。
県などによりますと、20日、中山県議から精神状態が不安定で9月末まで休養を必要とする診断書が届いたということです。
<ふじのくに県民クラブ 田口章会長>
「診断書の内容は人道的に尊重せざるを得ないと思う。本人の回復をお祈りするとともに、回復された折には辞める辞めないではなく、本人のために何がベストか親身になって考えてあげたい。やはり本人が早く出てきて説明していただくのが大事かなと思う」
21日開かれた各会派の代表者の会議では、無免許運転に至ったいきさつなどを確認したということです。予定していた議長との面談は2回キャンセルになっています。
<静岡県議会 中沢公彦議長>
「本人にも会えていなければ、代理と称される方とも会っていない。どなたとも会っていないので、具合も分からないし事態の真偽も確かめようがない。議会として議会が犯した罪に対してどういう処分判断を下すかを考えればいい」
辞職を表明していない中山県議に対して、辞職勧告決議案を提出する方針を決めている自民改革会議は…。
<自民改革会議 増田享大代表>
「まずは本人からの議会に対する説明はどうしてもやはり求めたい。あってからというのが本筋。そういった意味で見守りたい」
中山県議の診断書提出を受け、県議会は「様子見」の状況が続くとみられます。
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