海水浴シーズン、‟海の危険生物”に注意が必要です。

「ハブクラゲ」に刺され女児が意識不明に

8月11日、沖縄・名護市のビーチで泳いでいた女の子が「ハブクラゲ」に刺され、一時意識不明となりました。
偶然居合わせた医師の手当などにより、現在は回復しています。

沖縄県警によりますと、同じ日に本島北部のビーチでも遊泳者がハブクラゲに刺される事故が発生しており、特にこの時期注意が必要です。


「ハブクラゲ」とは、どのようなクラゲなのでしょうか。
▼猛毒を持つ
▼沖縄県内ほぼ全域に分布
▼ハブクラゲが大きくなる7月~9月に被害が多くなる

傘の部分が半透明なので‟見つけにくい”という特徴もあるということです。
県内では、過去3人が死亡しています。

沖縄県によりますと、海の危険生物に刺されるなどの被害が2022年の1年間で105件あり、特に7月~8月が73件と、多くを占めています。

県は8月31日まで『ハブクラゲ注意報』を出しており、県民や観光客に対し、被害を未然に防ぐよう呼びかけています。
海水浴の際はラッシュガードなどで肌の露出を避け、「ハブクラゲ侵入防止ネット」内で泳ぐよう注意喚起しています。

“死んでも毒が残る”カツオノエボシ

危険生物はハブクラゲだけではありません。
「カツオノエボシ」は一見青くて綺麗に見えるクラゲですが、大変危険です。
触手に強い毒を持っており、刺されると強い痛みがあることから「電気クラゲ」とも呼ばれています。アナフィラキシーショックを引き起こして死に至ることもあります。
‟死んだ後でも毒性が消えない”ので、見つけても絶対に触ってはいけません。

恵俊彰:
浜辺に打ち上げられているカツオノエボシを見て、「なんだこれ」って触っちゃうと、ひょっとしたらっていうことがあるかもしれないですよね。

弁護士 八代英輝:
子どもたちが好奇心を持って触っちゃうと本当に危ないですよね。

恵俊彰:
僕らは子どもの頃ってやっぱりお盆過ぎたら(クラゲが)出るようなことを言ってましたけど、もうその前から出ていますよね。