原子力発電所の燃料を製造する青森県六ヶ所村のウラン濃縮工場について、日本原燃は17日、工場の内部を公開しました。国から認可を受け次第、2017年から停止してきた生産運転を8月中に再開する方針です。


日本原燃のウラン濃縮工場は、原発の燃料となる濃縮ウランを製造する国内唯一の商業施設で1992年に操業しました。日本原燃は生産運転を2017年9月に停止し、国の新しい規制基準に対応するための工事をしていて、17日は報道各社に内部を公開しました。

工場では原料となる六フッ化ウランが1本に約12・5トン保管されたシリンダが41本保管されていて、シリンダが貯蔵室を通過した時点で生産運転が再開となります。ウラン濃縮工場の生産運転はこれまでに5回延期されていて、日本原燃は原子力規制庁から認可が下り次第、8月中に再開する方針です。