第105回全国高校野球選手権は3回戦が16日に全て終了し、準々決勝(19日)の組み合わせが決まった。3回戦の試合後、勝ったチームがその都度、抽選を行った。

第4試合は屈指の好カードとなった。強豪の履正社(大阪)を破り、夏連覇を狙う仙台育英(宮城)は、高校通算140本塁打の佐々木麟太郎(3年)を擁し、今大会のチーム打率.330と好調の花巻東(岩手)と、東北勢同士の対戦となった。

第1試合は今夏、地方大会から甲子園まで50イニング投げてわずか1失点のエース・東恩納蒼(3年)の沖縄尚学(沖縄)が、1916年の第2回大会以来107年ぶりの優勝を狙う慶応(神奈川)と激突する。

第2試合には初優勝を狙う土浦日大(茨城)は、夏は2度の準優勝の経験がある八戸学院光星(青森)と。土浦日大の小菅勲監督(52)は春夏通じて史上16人目の選手と監督での優勝を目指す。

第3試合は強豪・日大三(西東京)に勝利し、初のベスト8進出を果たしたおかやま山陽(岡山)が、今大会3試合連続2ケタ得点の神村学園(鹿児島)と対戦。チームを率いる堤尚彦監督は、2019年にアフリカのジンバブエ共和国の野球代表チームの監督も兼任した異色の経歴を持つ。


■準々決勝 8月19日(土)
【第1試合 8:00】
沖縄尚学(沖縄)ー慶応(神奈川)

【第2試合 10:35】
土浦日大(茨城)ー八戸学院光星(青森)

【第3試合 13:10】
神村学園(鹿児島)ーおかやま山陽(岡山)

【第4試合 15:45】
仙台育英(宮城) ー花巻東(岩手)