帰省中の中学生:
街が犬の形というのは知っています。私がここの小学校に通っていた時にもクイズになりました。
住民の大学生:
犬に似ているって言われてますね。友だちから教えられました。

ということで、こちらに27年住んでいるという、コモアしおつ管理組合の立川聡さんにも聞いてみました。

コモアしおつ管理組合 立川聡さん

コモアしおつ管理組合 立川聡さん:
15年ほど前に自治会の役員をした時、街の全体図を見せられたんですが、役員の一人が『犬に似ている』と言ったので、よく見てみたら確かに似ていると思いました。それ以来私の中ではコモアは犬に似ているという認識です。

管理組合によりますと、都内からの通勤圏内にあり、緑が豊かということから、東京や神奈川などから移住された方も多いということです。

分譲が始まった1991年当時の「コモアしおつ」

上野原市によりますと「コモアしおつ」は開発業者がバブル期の1987年に標高434mの丘陵地を削り埋め立てて開発を始め、320〜350mの台地に整地されました。

その後1991年に分譲を開始、1丁目から4丁目まで1413区画が分譲されています。2023年8月1日現在、1389世帯、3416人が暮らしています。

なぜこのような形になったのか、開発業者に聞いてみましたが、担当者は「意図的なものではない」といいます。

バブル期に造成された住宅地は、地上からはうかがい知れないユニークな地形を形作っていました。