静岡経済研究所は、2022年の静岡県内企業のこの夏のボーナスについて、2021年に比べて0.8%増加、金額にして3067円増える見込みだと発表しました。夏のボーナスが増加傾向になった背景は。実際にボーナスがアップした会社も取材してきました。

<滝澤悠希アナウンサー>
「今年のボーナスの支給額は、どうなのか、街の人に聞いてみます」
<街の人>
「世の中こんな風なので(増額は)難しいかな。いただいている人はたくさんだろうが、個人差があるのではないか」

<滝澤悠希アナウンサー>
「前の年に比べてどう?」
<街の人>
「少ない。物価が上がっているのに給料が上がっていない。上げてほしい」

街の人の感覚ではボーナスアップの実感はないようですが、推計によると1人当たりの支給額は2021年に比べて0.8%増加し、38万300円、金額にして3067円増える見通しです。

静岡市葵区の注文住宅の工務店「アトリエサクラ」です。夏のボーナスについて、2021年に比べて数%アップすることを決めました。

<従業員>
「うれしい。最近ものすごく忙しくて、みんなで一丸となって頑張っているので、ボーナスが上がって頑張ったかいがあった」

この会社では、新型コロナの流行以降、新規の住宅の注文が減少。しかし、毎月、広報誌を郵送するなど顧客への接点を増やす事で、リフォームの売り上げを前年比1.5倍まで伸ばし、大きく業績が落ち込むのは防ぎました。

<アトリエサクラ 永島俊宏社長>
「(住宅が)建ったあとの生活や暮らしを大事にできた結果なのかなと思っている」

新型コロナの影響を凌いでも、住宅業界には新たな向かい風が。

ロシアによるウクライナ侵攻で木材などの建設資材が高騰しています。この苦境にあっても「アトリエサクラ」では、新たなモデルハウスを建設するなど、攻めの姿勢を崩さず、さらにボーナスアップに踏み切ったといいます。

<アトリエサクラ 永島俊宏社長>
「コロナ禍で業務量が増えているところがあって、社員のモチベーションもあるし、ともに戦う仲間なので、『頑張るぞ』という意味を込めて、これから発展を期待しながらボーナスアップを決めた」
 
今後の景気の見通しについて、静岡経済研究所は「新型コロナの影響がまだ残っている上、ウクライナ情勢も先が見通せないためすぐに右肩上がりにはならないのではないか」としています。