■コロナ禍で売り上げ落ち込みも…専門家「お客様を軽く見ている」
公正取引委員会の調査では、キャンペーンの初日から販売していなかった店舗もあったといいますが、外食業界に詳しい専門家は…
外食業界に詳しい 岩熊英一さん
「『販売しない』と告知をすれば、客の来店数すら見込めなくなる。広告で花火を打ち上げたので、目当てにくる客にはそれ以外のメニューで売り上げが立てられればスシロー本部としては儲けものだと思ったのでは。お客様を軽く見ている」
業界トップのスシローですが、2020年にはコロナ禍で売り上げが大きく減少。その後は売り上げが改善していましたが、問題の広告を出していた期間は再び売り上げが落ち込んでいました。

外食業界に詳しい 岩熊英一さん
「回転ずし業界のみならず外食業界全体、コロナ禍の影響でここ2、3年売り上げは苦戦した。スシローはくら寿司に強烈な追い上げを受けて、なんとか挽回したいという気持ちがあったかと。『想像を上回る注文でなくなった』『申し訳ございません』と言えば済むと思ったのだろうが、危機意識が希薄だったのでは」
“回転ずしの王様”「スシロー」。信頼を取り戻すことはできるのでしょうか。