金属の棒をこすると…麻の紐に火がつきました。持ち手の部分を見てみるととってもワイルド!今回の「しずおか産」は鹿の角を使ったアウトドアグッズのファイヤースターター「AMENOKAKU(アメノカク)」です。
自然豊かな川根本町千頭。大井川鉄道千頭駅前に「AMENOKAKU」を販売するショップがあります。
<シェアきち店長 吉川有紀さん>
「鹿の角というのが珍しいので『触ってみたい!』といって使ってくれる方もいる」
ファイヤースターターを知らなかった人から「これは何?」と聞かれることもあるそうです。
旧川根町出身の諸田修一郎さんです。
<りばるつ 諸田修一郎さん>
「鹿の角って個性があるので、色ですとか、形ですとか、それを生かしたうえで、握りやすいものを意識して作っています。持ち手が大きいので持ちやすい力が入りやすいのと金属の部分が太くて長いので、初心者の方でも簡単に火がつけやすいです。正直言って、携帯性は悪いが、そのへんも個性だと思う」
鹿の角を適当な長さに切り、穴を開け、マグネシウムの棒を差し込むとファイヤースターター「AMENOKAKU」ができます。
棒を金属でこすって火種を作ります。諸田さんが「AMENOKAKU」を作り始めたのは、猟師から聞いたある一言がきっかけでした。
<諸田修一郎さん>
「川根本町で活動している猟師から『鹿の角が捨てられてしまっている』ということを聞いて、せっかく頂いている命なので有効活用して命に報いることができればと思って始めた」
<猟師 殿岡邦吉さん>
「あまりたくさんないけど、5本用意しました」
川根本町で長年、猟師をしている殿岡さんです。諸田さんは殿岡さんなど、知り合いの猟師から鹿の角を買い取っています。
<猟師 殿岡邦吉さん>
「いろんなものを有効に利用してもらうことは猟師としてもたいへんうれしい」
川根本町では、増えすぎた鹿による農作物などへの被害が問題となっていて、猟師が駆除を行っています。駆除された鹿や猪の一部はジビエの加工施設で処理をして、地元のレストランなどでジビエ料理の食材として活用されています。
<猟師 殿岡邦吉さん>
「せっかくの命ですから大事に、角1本も無駄にしないのが基本だと思う」
これまで利用方法がなかった鹿の角、その鹿の角に価値を見出したのが諸田さんでした。
<諸田修一郎さん>
「川根本町だけでなく、鹿は人間の勝手な都合で害獣と名付けられて駆除されている。駆除したからには全部使い切るのが彼らに対しての報いだと思う。これからも川根本町の自然を生かして、素敵な商品を作っていきたい」
鹿の生きてきた証、角を再利用した「AMENOKAKU」。自然の温もりを感じるしずおか産です。
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