静岡県沼津市にある洋菓子店で、ある和菓子が販売され、多くの人が駆け付けました。この和菓子には、オーナーパティシエの特別な思いが込められていました。
<客>
「『これはこれは』を売るっていうからそれじゃ行かなきゃって」
<グランマ 中川英俊さん>
「ありがとうございます」
静岡県沼津市の目抜き通りにある洋菓子店「グランマ」です。
<客>
「2個入りを3袋」
ケーキが人気のお店ですが、この日のお客さんのお目当ては、白あんに栗がまるごと一粒入った和菓子です。
<客>
「ちょっといただいたけど、懐かしいね。おいしい」
「主人が懐かしくて買いに行こうって」
実はこの店は、かつては「旭園本店」という沼津を代表する和洋菓子店でした。
<グランマ 中川英俊さん>
「こちら昔、旭園本店当時の和菓子の干菓子の型になります。当時、スタッフは50〜60人いまして、和菓子、洋菓子と販売スタッフが合わせてそのぐらいいました」
父親から引き継ぐ予定だった「旭園本店」は1998年に閉店しました。
9年前に同じ場所で洋菓子店として再出発したパティシエの中川さん。ただ、長年市民に愛された味を忘れることができませんでした。
<グランマ 中川英俊さん>
「和菓子屋で生まれ育ちまして、旭園当時のスタッフの思いをまた伝えられるように、ぜひ和菓子を復活させたいと思ってきました。やはり伝統のものを受け継いでいくということが大切なのかなと」
旭園本店の象徴でもある栗まんじゅうを再現し、販売することを決断しました。
<グランマ 中川英俊さん>
「まだ完成度が完璧ではないんですよ。なので、やりながら高めていきたいと思っているんですけど」
いつかは先代を超えるような和菓子を作りたい。6月8日の即売会には、中川さんの気持ちを後押しするかのように、多くの客が駆け付けました。
<グランマ 中川英俊さん>
「本当に感謝しかないです。まだまだ改善しなくてはいけないところが多々あるんですけれども、前の職人に負けないような製品が作れるように頑張っていきます」
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