陸上の花形種目“男子100m”で今季、アジアナンバー1のタイム10秒02(±0.0)をマークした栁田大輝(20、東洋大)。19日に開幕する世界陸上ブダペストは個人種目で初の出場となる(前回オレゴン大会はリレーでエントリー)。栁田が日本人5人目となる9秒台への手応えや、世界陸上への思いについて語った。
Q.個人での世界陸上男子100mに出場ですが心境は?
栁田大輝選手:
やっと!って感じですね。
Q.個人種目、夢見た舞台だと思うんですけど、わくわく感とかありますか?
栁田選手:
去年は見ることしかできなかったので今年は、本当に勝負ができるっていう風に、まずは予選をしっかり突破したいと思いますけど、楽しんで走りたいなって思います。
Q.アジア選手権で10秒02(±0.0)のタイムをマークして、周囲の反響は?
栁田選手:
どうだったんですかね。反響がどうだったりとかいうより、勝って(10秒)02で走れて(世界陸上への)ポイントをしっかり取れたことが一番うれしかったので、反響がどうとかより自分の中で安心しきった感じがあったので本当に自分でひたすら喜んでいました。

Q.勝った瞬間にガッツポーズされてましたが国際舞台での優勝はどうでしたか?
栁田選手:
やることをやれば勝てるって分かっていたので。でも、それが分かっていても今年は勝てないレースが何度かあって、やっと力が発揮できたなっていう風な感じ。それこそ安心したというか、やっと自分の走りが出来たなっていう風に成長できたかなって思います。
Q.10秒02っていうタイムをどのように感じましたか?
栁田選手:
坂井(隆一郎)さんと一緒だったので周りの人から仲いいね、みたいな感じで言われたりはしたんですけど、もうちょっと出せるような手応えはあったので、まだいっぱいいっぱいで出したタイムではないのかなって。
Q.ひとまず10秒0台出ましたが、そのあたりの手応えは?
栁田選手:
やっと出せたっていう風に思ってますけど、一回出したのでその時の感覚を覚えていれば、何回も再現できる、同じ走りができると思うのでまずは(10秒)0台安定して出していきたいなって思います。
Q.10秒0台を出してまだ余裕があるとおっしゃってましたけど、9秒台も頭の中には入ってきますか?
栁田選手:
正直走った時、9秒台出たかなって思いましたけど、色んなコンディションとかも関わってくるので、そこは気にせず、ずっとアジア選手権の決勝と同じ走りをできていれば、必然といつかは出ると思うのでそこは変に気負わず、やれればいいかな。
Q.アジア選手権・決勝の走りが出来れば、世界陸上の決勝に残れると思いますが、そのあたりは意識していますか?
栁田選手:
そうですね、土江(寛裕)先生からも残れるんじゃないって感じで、まあでも冗談半分、本気半分だったと思うんですけど、言われているのでほんとに120%出さなくても、ほんとに同じことをしていればいい話だと思うので、そこはほんとに準決勝にぬける為にどうするこうするじゃなくて、いつも通りのってマインドでいれば落ち着いて走れると思います。

Q.アジア選手権でユニフォームの胸元のチャックが開いてセクシーだったのが気になったのですが。
栁田選手:
(笑)予選の時、閉めてなかったんで。でもそれで走りが調子良かったんで、開けた方がいいかなって開けてたんですけど、でもそこに変な意味はないです。
Q.予選の時、たまたま開いてて良い動きが出来たから決勝も開けたんですね
栁田選手:
はい。予選たぶん半袖で走ったんですよ。あれちょっときつくて閉めるとちょっと息苦しかったんでちょっとだけ開けようと思って走ったら良かったんで、これ開けた方が良いかなって開けっぱなしです。
Q.スタート前にハートポーズもしてたので、ちょっとセクシーな感じで走ったのかなって
栁田選手:
いやいや、そんな事ないです。ちょっとはい、そろそろ落ち着こうかなと(笑)。
Q.ピアスも開けられたじゃないですか。それは何か意識してますか?
栁田選手:
いや特に、はい。気まぐれです(笑)。