夏の甲子園、高知中央は13日の2回戦で大阪の履正社に敗れましたが、スタンドからは最後まで熱い声援が送られました。

初出場の高知中央、2回戦の相手は大阪の強豪・履正社です。先発は左のエース・藤田一秀(ふじた・ひよし)でしたが、初回…

そして、代わった右のサイドハンド高橋秀斗(たかはし・しゅうと)も…

前半に投手陣がつかまり大量リードを許してしまいます。

「秀斗切り替えてー!」

(選手の母)
「まだまだ高知中央らしくない感じもするので、もっと子供達には楽しんでもらいたい。もっと笑顔で頑張ってもらいたい」

すると、6回、ランナー1塁から1番の越智大地(おち・だいち)!左中間を破るタイムリースリーベース!ようやく反撃に出ます。

そして最終回、点差は広がりましたが、1アウトから主砲の堅田紘可(かただ・こうが)!意地の一打で後続に繋ぎます。

その後、2アウトながら2塁・3塁のチャンス。バッターは途中出場の吉岡健汰(よしおか・けんた)!試合終了かと思われましたが気迫のプレーで内野安打に!相手のミスも誘い、一気に2点を返します。

そして1番の越智大地(おち・だいち)。高く上がった打球はレフトのグラブに収まりゲームセット。初めての甲子園は2回戦で強豪に敗れましたが、最後まで諦めないプレーにスタンドからは惜しみない拍手が送られました。

(西岡悠慎 主将)
「試合には負けてしまったが、こうして、最後にずっと夢だった甲子園という場所でプレーできて、本当に楽しかった。生まれてから一番楽しかった夏だった」