■MLB アストロズ 1-2 エンゼルス(日本時間14日、ミニッツメイド・パーク)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたアストロズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。9試合ぶりの41号を放ち、この日は3打数1安打1本塁打1四球、打率は.305となった。チームはアストロズ打線を1点に抑え、連敗を2でストップさせた。
今季ワーストの8試合ノーアーチと足踏み状態が続いている大谷、1回第1打席、アストロズ先発のJ.ウルキディ(28)と対戦。通算成績は15打数3安打1本塁打、打率.200と苦手な相手。外角中心に攻められるとカウント3-2から外角高めのストレートを捉えたが打球が上がらず二遊間へ。これをセカンドがダイビングキャッチして1塁へ送球、大谷の全力疾走も間に合わずアウトとなった。
エンゼルスは3回、1点を先制してなおも2死二塁で大谷の第2打席、高めのストレートでファウルを打たされると最後は低めのチェンジアップで空振り三振。このアストロズ3連戦で5個目の三振で追加点を奪えなかった。
1対0と1点リードの6回、2死走者なしで大谷の第3打席、アストロズ2人目、P.ムシンスキー(27)の高めのスライダーを捉え、飛距離136.5メートル、打球速度177.3キロ、打球角度28度の完璧な一打。9試合ぶり、37打席ぶりの41号ホームランは貴重な追加点となった。
2対1の9回、第4打席、カウント3-2からの7球目、低めのボールがファウルとなりキャッチャーに直撃。大谷はすぐにキャッチャーの方を振り向き心配そうに声をかけた。
大谷は四球で出塁すると3番・デュルーリー(30)の打席で今季17個目の盗塁に成功、さらに送球が逸れる間に3塁まで進んだ。大谷の足でチャンスを広げ2死満塁としたが7番・R.グリチェク(32)がライトフライに倒れ、得点を奪えなかった。
試合はエンゼルス先発のC.シルセス(23)が5回無失点と好投、中継ぎ陣も強力アストロズ打線を1点に抑え、連敗を2でストップ。119試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、59勝60敗で借金1に戻した。