■MLB アストロズ 11-3 エンゼルス(日本時間13日、ミニッツメイド・パーク)

エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたアストロズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。この日は4打数1安打2三振、打率は.305となった。チームも大谷と打点王を争っているK.タッカー(26)に4打点をあげられるなど11失点。連敗で借金は2となった。

40号を放ってから今季ワーストタイとなる7試合ノーアーチの大谷、全米中継となったこの試合、1回の第1打席、アストロズ先発、JP.フランス(28)と対戦。1球目、内角に入ってくるカットボールを強振すると珍しく左ひざに当たる自打球。大谷は天を仰ぎ痛みに耐えた。打撃ポイントを体の近くに設定して打撃をしていたがカウント2-2から外角高めのカットボールに空振り三振に倒れた。

4回の第2打席も低めのチェンジアップに空振り三振。大谷は40号を放ってから28打数で13三振となった。

エンゼルス先発、T.アンダーソン(33)は4回、先制点を許すと、打点王争いで84打点と大谷を抜いて2位のタッカーが3ランを放ち、エンゼルスはこの回4点を失った。5回にもタッカーにタイムリーを浴びて1対5。さらに2人目、D.レオン(31)が2点を奪われ1対7と大きくリードを広げられた。

6回、大谷の第3打席、カウント0-2からカットボールを軽く振り抜き、打球速度190キロ、打球角度18度のフェンス直撃の2ベース。2試合連続ヒットをマークしたが打球角度がなかなかつかなかった。

8回の第4打席、アストロズ2人目、B.アブレイユ(25)のストレートを逆方向へ弾き返したが打球角度が36度とやや上がりすぎてフェンス手前で失速。レフトフライに倒れ、34打席ノーアーチとなった。

試合はエンゼルス投手陣が崩壊し、2試合連続の2ケタ失点。アストロズ打線に11失点し、118試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、58勝60敗で再び借金2となった。