「こども未来プロジェクト」、今回は柔道の国際大会で世界一に輝いた高校生を紹介します。

佐久長聖高校3年、白金未桜(しらかねみお)さん。

今年(2023)5月、日本代表として柔道のフランス国際ジュニア大会・57キロ級に初めて出場し、最年少ながら世界一に輝きました。

白金未桜(しらかね・みお)さん:
「同じ階級である以上、年齢はあんまり関係ないです」

柔道を始めたのは3歳のとき。

先に習っていた兄の影響で「気づいたら道着を着ていた」といいます。

始めは楽しかった柔道ですが、高校1年のころには減量に何度も失敗するなど、レベルが高くなるにつれ、苦しみも大きくなっていきました。

白金さん:「何回も辞めたいときはあったんですけど その時でも家族がいちばん支えてくれたから 今まで続けてこられたかなと思います」

大会のたびに駆け付けてくれる母親。

そして、高校時代柔道に打ち込んでいた父親も、技術やメンタル面でアドバイスをくれる強い味方です。

白金さん:「自分は技術がそれほどあるタイプでもないので とりあえず気持ちで『鬼のメンタルでなんとかしろ』というのは言われています」

強い気持ちとスタミナで前に出続け、積極的に技を仕掛ける柔道が持ち味という白金さん。

休日も自主練習に打ち込み、努力で強さを手に入れました。

今後の目標は、インターハイでの勝利。

そして、再び世界の舞台に立つことを目指して、一歩ずつ成長を続けます。