岸田総理は、今月末に中国を訪問する公明党の山口代表に中国の習近平国家主席宛ての親書を託す方針を固めました。

公明党の山口代表は今月28日から3日間の日程で中国・北京を訪問し、中国の要人と面会する予定です。

山口代表はきのう、岸田総理と会談し、習主席に宛てた親書を書くよう求めていました。

政府関係者によりますと、岸田総理はこの要請を受け、親書を作成して山口代表に託す方針を固めたということです。

福島第一原発の処理水を海に放出する政府の計画をめぐり、中国は処理水を「汚染水」と呼ぶなど反発を強めていますが、政府関係者は「親書には処理水は入らないと思う。大所高所からのメッセージになる」と述べています。