8月2日。その坂口社長の元を訪ねると…。

(坂口輝光社長)
「俺?変わったやろ?短髪黒髪社長」

(従業員)
「25歳に見える」

(坂口輝光社長)
「見えるよね?俺もそう思う」

普段の「金髪」から「黒髪」にイメージチェンジした坂口社長が、この日に向かった先は会社の近くにある西郷小学校でした。

(坂口輝光社長)
「この2年間プールが休講でタイルが傷んでいたり老朽化ということで、子どもたちがプールに入れない。夏の思い出をつくってあげたいという思いがある」

思いをともにした知人らとともに、坂口社長は西郷小学校で夏祭りを行うことにしました。

(女性スタッフ)
「(当日は)子どもたちに配布するバルーンを一生懸命膨らませます。子どもたちの笑顔のために」

「キッチンカー」に「バルーンアート」、そして、坂口社長が用意した祭り最大の目玉が「打ち上げ花火」でした。

(花火師)
「夢と感動を与えることが花火師としての我々の仕事なので。(祭りを)やることは、すごくいいことだと思う」

子どもたちの夏の思い出作りのために。

打ち合わせは仕事さながらの真剣そのもの。

そして迎えた夏祭り当日。

子どもたちに喜んでもらうため、全身「金色のタイツ」で登場です。

(坂口輝光社長)
「元気ですかー!?」

地元の子どもたちを中心に会場は大賑わい。

キッチンカーの前の行列も途切れることはなく…。

(キッチンカーの店員)
「完売しました。(子どもたちの)元気な声が聞こえて、すごくうれしい」

バルーンアートも大盛況でした。

そして、お待ちかね、祭りのフィナーレは…。

(坂口輝光社長)
「西郷~!最高~!」

75発の打ち上げ花火が夏の夜空を彩りました。

当初、夏の花火大会の予定がなかった西郷地区。

坂口社長は地元の子どもたちに、どうしても花火を見せてあげたかったのです。

(参加した子ども)
「花火がきれいだったし、屋台も全部おいしかった」
「打ち上げ花火は(この夏)初めて見た。すごくきれいだった」

(保護者)
「(子どもが)疲れてグズグズしていたけど。最後は喜んでいた」

(坂口輝光社長)
「(Q:子どもたちの表情はどうだった?)見りゃわかるでしょ、これ。最高でしょ。僕1人の力では、もちろんできないし、いくらみんなが協力してくれたからといっても、お客さんが来てくれなかったら意味がない。(地域の)一体感が出たかなと思うので、すごくよかったです」

子どもたちに最高の夏の思い出を。

自分のことも周りの人のことも大好きな「岐阜のクセつよ敏腕社長」の熱い夏はまだまだ続きます。