県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのでしょうか。今日のストーリーは西目屋村出身のカリグラファー・文画師の曽我篤さん。


文字を美しく見せるための手法であるカリグラフィー。曽我はそれを応用した形で あり、手書き文章による絵画的表現を自ら「文画」と名付け、文画師として活躍している。

曽我の作品

曽我は幼い頃、現在は津軽ダムとなった目屋ダムのほとりで自然いっぱいの中すくすくと育った。


曽我「住んでいた場所は裏がすぐダムの所で、本当にもう木がいっぱいあって、本当に山に囲まれた場所ですね」

学生の頃は本を読むのが好きで、その頃から文字との縁が深かった。

曽我「図書館の本を全部読んでやろうとか思ったりして。やっぱり当時はシャーロックホームズがすごい衝撃でしたね。本を読んでるときに、子供の時は一番
楽しかったかもしれない」

将来性を考え、大学は情報工学の道へ。上京し、一人暮らしで学生生活をスタートさせると、今まで以上に自分が好きなものの世界に没頭していった。

文画師・カリグラファー曽我篤さん


曽我「やっぱり本とか音楽とか人の心理状態とかそういうところに、何でこう思ったのか、こういう表現をするのか、とかそういうところにすごく興味があったのかなと思います」

趣味はあるものの、将来の夢を特に持たないまま大学を卒業。IT企業で働いてる時期、今後の自分の人生に影響を与えるペンに出会う。