長野県中野市で男女4人が殺害された事件で殉職した警察官の同僚が、「体の半分をなくしたような気持ち」と悲痛な心境を語りました。

龍堀瑞恵(たつぼり・みずえ)さん:
「涙が溢れて今も止まりません。まるで自分の体の半分を失ったように感じています」

中野市で5月、男女4人が殺害された事件では、現場にパトカーで駆け付けた中野警察署の池内卓夫(いけうち・たくお)さん・当時61歳が、銃で撃たれ死亡しました。

池内さんが所属していた県警音楽隊で、池内さんと同じ打楽器を担当する龍堀瑞恵さんなど3人が、9日、SBCの取材に応じました。

龍堀瑞恵さん:
「池内部長のようなドラムを叩くことはできないでいますので、本当に大切な人を失ってしまったと身に染みて感じています」

3人は、池内さんが好きだったという「川の流れのように」を演奏し、池内さんの思いを受け継いでいきたいと話していました。