青森ねぶた祭の運行団体、「青森青年会議所」の運行関係者が8月6日の運行中に、曳き手を平手で殴るなどの不適切な行為があったことが分かりました。
青森青年会議所によりますと、不適切な行為があったのは青森ねぶた祭で8月6日に運行の支援を担当した成人男性2人です。2人は、曳き手の成人男性6人を平手とうちわで殴るなどしていました。
青年会議所の聞き取りに対して2人は、直前にねぶたが障害物にぶつかったことから「気合を入れ直すという気持ちで行った」と説明しているということです。2人は曳き手へ謝罪していて、和解は成立しています。
今回の事態を受けて祭実行委員会の佐藤健一実行委員長は、早期に再発防止に取り組む考えを示しました。
※青森ねぶた祭実行委員会 佐藤健一実行委員長
「相手が抵抗できない状態で、ねぶたが動いている最中、こんなことはあってはいけない。許されない。暴力行為を絶対にしないことを今からでも徹底して通達を出していきたい」
青森青年会議所は、「深く反省し、心よりお詫び申し上げます。同じような事態が二度と起こらないように管理・指導を徹底いたします」とコメントしています。