米津龍一気象予報士:
雨はあすまで続くのかあすの天気のポイントはこちら。

晴れ間があり、気温が上昇しそうです。
まずきょうの天気をおさらいして見ていきます。
高気圧は時計回りに風が吹きます。

ですから、暖かく湿った空気がこの高気圧の縁を回って入ってきた事、さらに台風7号からも南から暖かく湿った空気が流れ込んできました。

これによりダブルで湿った空気が入ってきたのできょうの雨となりましたが、あすはこの台風がやや少し動く予想となっています。

となると、風向きが南ではなく、東寄りに変わります。

ですから、この暖かく湿った空気は台風からではなく、高気圧の縁を回って入るだけになり、雨雲がかかりにくくなる予想で、曇りが先行なんですけども、晴れ間もある。

つまり晴れて気温が上昇することになりそうです。

台風7号がどうなるかは、最新の進路予想を見てみます。
ポイントとなるのが、海面水温です。

27℃とありますが、この27℃というのが、台風が維持もしくは発達する目安となっています。
そして、28℃、29℃とあります。

「1℃変わるだけで何が違うんだ」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、お風呂のお湯の温度を考えてください。1℃変わるだけで全然熱さが違います。40℃と41℃では違いますよね。海もそれと同じように1℃変わることにより水蒸気の量が多くなるので、それだけ台風が発達しやすくなるんです。

ではどこを進むのか進路を見ていくと、丁度この29℃のラインを上がってくる予想なんです。つまり、この気圧を見ていただいても、数字が少なくなるほど発達していることを表しています。で、どこに進むのかは正直見えません。

といいますのも、この黒色の予報円が関東、東海、近畿どこに行くかまだわからない状況です。
ただ山梨に影響があるとするならば、14日来週の月曜日以降ということになります。
雨だけでなく、赤色の暴風警戒域もかかってくるので、風も強まる予想です。

参考までに、海外の出した台風7号の進路予想も見ていきましょう。

同じ8月14日月曜日の予想です。左がアメリカの海洋大気庁の予想ですが、
関東から東海に行く予想になっています。
ヨーロッパの中期予報センターの方を見ると、今度は東海から近畿に行く予想となっています。つまり、まだそれだけぶれ幅があるということなので、まだまだ何とも言えない状況です。

万が一甲府、山梨の西側を通るルートだと、山梨は大雨となりますので、最新の予報を毎日ご確認ください。

私も毎日詳しくお伝えしていきます。