今年の1月の電気代は約267万円と、去年の同じ時期と比べて4割ほど上がりました。電気代の一部は新潟市から補助を受けています。
一方、先月の電気代は300万円で、去年の7月と比較して1キロワットあたりの料金はおよそ2倍に上がりましたが、燃料調整費が下がったため、今のところ電気代は例年並みとなっています。

【記者】「この部屋はとても涼しいが何度ですか?」
【新潟市歴史博物館 森行人 学芸員】「ここは文書収蔵庫で、22℃です」
案内されたのは、新潟市歴史博物館の中でも最も涼しい「文書収蔵庫」。
限られた人しか入れない部屋で、江戸時代から昭和までの新潟市の歴史や文化を記した貴重な文書が保管されています。資料を守るため、室温は22℃に設定されています。

【新潟市歴史博物館 森行人 学芸課長】
「できるだけ(室温の)変化をさせない方がいいというか、湿度が高いとカビも生えますし、温度が高くなると少しずつ傷んできますので(室温の)変化を少ないように保つのが大事」

新潟市歴史博物館では節電対策として、バックヤードや一部展示室の照明を消して運営しています。
【新潟市歴史博物館 森行人 学芸員】
「快適に回ってもらい、歴史的文書を保存していくにはしょうがないですね…」
今後も連日続くと予想される暑さ…
電気代高騰との闘いはしばらく続きそうです。