自民党の麻生副総裁は訪問先の台湾で講演し、台湾海峡での戦争を回避するため、「戦う覚悟」を示すことが抑止力の強化になると訴えました。

自民党・麻生太郎 副総裁
「戦う覚悟です。お金をかけて『防衛力』持っているだけではダメなんだ。台湾海峡の安定のためにそれを使うという意思、明確な意思を相手に伝えて、それが『抑止力』になる」

自民党の麻生副総裁は午前、台湾の国際フォーラムで講演し、軍事的圧力を強める中国を念頭に、台湾海峡での戦争を回避するため「抑止力」の重要性を強調しました。

また、麻生氏は「『抑止力』を日本が率先して国際社会に発信し続けることが重要だ」と話し、中国をけん制していますが、麻生氏の発言には中国側のさらなる反発も予想されます。