県が進める新たな長野県史の編さんに向けて、7日、有識者懇談会の初会合が開かれました。

県庁で開かれた「新たな長野県史編さんに関する有識者懇談会」には、大学の教授や、歴史を研究する学会のメンバーなど、13人が参加しました。

県は、県内の歴史や社会の変遷などをまとめた、新たな県史の編さんを2026年度から始める計画で、有識者の意見を参考にする考えです。

現在の県史は、1968年から92年にかけて編さんされたもので、原始・古代から終戦までの近代が、全38巻・70冊にまとめられています。


信州大学 大串潤児(おおぐし・じゅんじ)教授:                                                  「理念というか、どういう県史を目指すのかレベルで我々が理解をして、比較検討できればより進んだ議論になるのでは」

懇談会では、今後、戦後の現代史を中心に編さんに向けた方針を議論していく予定で初会合では「より多くの人に読んでもらえるよう、県史をデジタル化すべき」といった意見も出されました。