人口減少と高齢化が進む地域で買い物支援がスタートです。静岡県静岡市の中山間地、いわゆる「オクシズ」では地元企業と高齢者施設が協力し、トラックによる買い物支援がスタートしました。

緑に囲まれた中山間地「オクシズ」に現れた大きなトラック、中にはたくさんの衣類や日用品、食料品も並んでいます。
<買い物客>
「いいなこれ、私、襟が付いたものが欲しいなと思ってた」

静岡市葵区の清沢地区では人口減少と高齢化が進んでいて、いわゆる“買い物難民”の住民が多くいます。

そこで、静岡市の企業「とらや」が6月7日からトラックによる移動販売を始めました。

<とらや 広報部 梅澤可奈子さん>
「お客様との会話の中でもう少しこういう商品が欲しいということであれば、すぐにお店に取りに行ってお客様にご提供できる。お客様の満足を第一に考えています」

しかし、人口の少ない地域を移動販売で回り、継続的に収益をあげることは難しいという課題があります。そこで、清沢地区は社会福祉法人と協力して高齢者施設で販売したり、電話による事前注文を呼びかけたりすることで集客を図り、課題を解決する仕組みを作ったのです。

<清沢地区社協 高齢者福祉部会 梶山倫久部会長>
「ここら辺は高齢者ばかりで下の方に買い物に行けないので、とらやの移動販売車が来てくれればいい」

<買い物客>
「夫の下着を目当てに来た。店に行けない人もいるからこうやって来てくれたら助かります」

続いての販売場所は特別養護老人ホーム。

<施設の利用者とスタッフ>
「病院に行くときに素足でもなぁと思って」
「これだったらすごく薄手のものなので、夏も暑くなく履けると思います」

リフトで入店するため、車いすに乗っている人でも買い物が楽しめます。

<施設のスタッフ>
「キャラメル1個でいい?ふたつ?」

継続して販売に来てもらうため、チラシを配り、地域も集客に協力します。

<施設の利用者>
「まだ見たいけどね、そんなにお金持って来なかった。いいですね。私、行けないもんでね、1人で。よかったです」

訪れた人は誰かに買ってきてもらうのではなく、自分の目で見て物を選ぶ楽しさを味わっていました。