相次ぐマイナ保険証を巡るトラブルで支持率低迷に直面する、岸田総理。「国民の不安を払拭する」として、4日夕方、記者会見に臨みました。政府のマイナンバーカードに関する総点検の結果によっては、現在の保険証の廃止時期の見直しがあり得ることを明らかにしました。

予定通り?延期?来秋の保険証廃止

岸田文雄総理
「(マイナンバーの紐づけ誤りで)国民の皆さんの不安を招いていることにお詫びを申し上げます」

他人の情報が誤って紐づけられるなど、トラブルが相次いだことを謝罪しました。

その上で、2024年秋の現在の保険証の廃止について、予定通り進めるとしつつも、政府の総点検の結果によっては廃止時期の見直しもあり得ると述べました。

岸田総理
「健康保険証の廃止の時期の見直しありきではありません。さらなる期間が必要と判断される場合には廃止の時期の見直しも含め、適切に対応する」

“予定通り”を強調したにも関わらず、“延期”の余地を残すという、わかりづらい説明になった理由は…

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏
「『何が何でも廃止するんだ』と『この際、延期しましょうよ』というのが両論。そのどちらにも出来ないので、曖昧なものでつなぐ。恐らく、これが新たなトラブルの元になってくると思いますね」

岸田総理はマイナカードに関する総点検の中間報告を、8日に発表することも明らかにしました。この結果次第では、さらなる国民の不安拡大を招きかねないとの声も政府や与党内から上がっています。

閣僚経験者
「マイナ保険証のトラブルが政権に与えたダメージは大きいよ。一つずつ、地道な対応を進めていくしかない」

苦しい状況が続く岸田総理は、内閣改造や解散総選挙について問われ、「選挙も人事も何も決めていない」と強調しました。

マイナ保険証のトラブルで失った国民の信頼を取り戻す手立てはあるのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星氏
「来年の夏くらいに騒ぎになると、秋に岸田さんの自民党総裁の再選が絡んでくるので、廃止の延期というのを決めざるを得ないということになってくると思います」