暑い日が続くと依頼が急増するのがハチの駆除です。暑さの中、ハチの駆除業者が宮城県丸森町内の施設にできたハチの巣を駆除する現場に密着しました。

丸森町の旧筆甫小学校にできたハチの巣。

ハチが巣の外に出てきて動き回っています。町から依頼をうけたのは、ハチの駆除業者 佐藤進さん(46)です。

殺虫スプレーを流し込める専用のケースや高所用の器具を使って、2ヶ所の巣を取り除いていきました。

ハチの駆除業者 佐藤進さん:
「例年より10日から2週間ほど早いです。ハチの巣の大きさも大きくなってまして、民家にも急にできたという要請、駆除が多いです」

佐藤さんは、ユーチューブでチャンネルを開設しハチの危険性や生態などを発信していています。佐藤さんによりますと、今年は猛暑の影響などからスズメバチなどの巣作りが活発化していて、7月上旬からすでに60件以上の駆除を行っているということです。

4日は、作業開始から15分で巣を取り除くことができました。駆除された2つの巣はそこまで大きくありませんでしたが、そのうちのこぶし大の巣には成虫とサナギ合わせて40匹以上のアシナガバチが住んでいたということです。

佐藤進さん:
「凶暴なハチもおりますし、個人のアレルギーによっては容体が急変する場合がありますので本当に気を付けて欲しい」

佐藤さんによりますと、もし家や庭などでハチの巣を発見しても近寄らず自治体や専門の駆除業者に連絡して欲しいと話しています。