21世紀枠で春のセンバツに出場した富山県立氷見高校のエース・青野拓海(あおの・たくみ)選手が4日、プロ志望届を提出することがわかりました。

プロ志望届提出の意向を示したのは、富山県立氷見高校のエース・青野拓海選手です。青野選手は夏の大会前には180センチ、86キロの体格で最速145キロをマーク。氷見ナインの要として活躍してきました。

ことし春のセンバツに21世紀枠で出場し登板。優勝した山梨学院との初戦で敗れましたが、青野選手自身は8回を6安打、4失点(自責点2)と好投をみせました。

夏の富山大会では3回戦敗退となったものの、春のセンバツ前から球団のスカウトが視察。そして、球団からはなんとピッチャーとしてではなく、キャッチャーそして野手として目をかけられています。

実は青野選手、氷見市立西條中学校出身で、高校入学前まではキャッチャーとして活躍していました。高校入学後はチーム事情でピッチャーに転向。バッティングでも高い評価を受けていて高校では通算23本のホームランを記録しています。

氷見高校の細川茂樹監督によりますと、青野選手自身もプロでは野手として活躍する意向だということで、夏の大会が終わってまもなく「プロでも通用するように」と後輩とともにバッティング練習や内野手として守備練習に励んでいるということです。