動物病院も設置している岩手大学で4日、夏休み中の小中学生がウシの生態を学びました。間近に見るウシに大興奮です。
この催しは獣医師でもある岩手大学農学部の宮崎珠子准教授が企画したものです。4日は、岩手県内外の小中学生15人とその保護者が参加しました。
大学の構内にある動物病院に集まった子どもたちは4つの班に分かれ、ウシと直接触れ合いました。
子どもたちは生後1か月から2か月の子牛を前に農学部の学生の補助を受けながら、牛乳をあげたり体温を測ったりして、子ウシの生態を学びました。
超音波機器を使った胃の観察では牛が飲んだ牛乳が胃の中で徐々に固まる性質があることを学びました。
(盛岡市の小学生)
「胃が4つでその中で固めたりしているんだなって分かりました。中学校・高校でこんなことあるんだなって生物とか生化学でやりたいです」
「子ウシに引っ張られたりしたけど、牛乳を与えて楽しかったです。ウシとか人間も牛乳を飲んでるから同じだなって思いました」
子どもたちは生きる教材とも言えるウシたちとのふれあいを通し、生き物への興味を深めていました。
宮崎准教授は、「今後も子どもたちに動物の生態を知ってもらう機会を作っていきたい」と話していました。