お盆を前に、宮城県南三陸町では、仏壇や墓前に供える菊の出荷作業が最盛期を迎えています。

南三陸町では、14軒の農家が菊を栽培しています。このうち、及川博喜さんの露地栽培場では、家族4人が色づき始めた小菊のつぼみを選別しながら、一本ずつ刈り取る作業に追われています。

今年は猛暑の影響で根元が一部枯れてしまう菊もあり、生育時期の調整にも苦労したそうです。このため、水やりを徹底するなどして、生産量は、およそ11万本とほぼ例年通りだということです。

菊生産農家:
「8月のお盆に向けての収穫、出荷へ生産していくので、まずはそこに行きつけそうなところで素直にホッとしています」

刈り取られた菊は、70センチほどに切り揃えたあと、束にして箱詰めし、仙台や東京に向けて出荷されます。