
厚生労働省によりますと、7月17日から23日の1週間では、定点医療機関1つあたりの感染者は13.91人でした。
この情報などを元に間辺准教授のチームが推定する感染者数は全国で45万145人です。
都道府県別の情報をまとめた一覧表では、前の週と比べてどこも感染者が増えていることがわかります。

(名古屋市立大学 間辺利江准教授)
「(Q:夏休みに入って少しずつ感染者が増えてきた。いつ頃がピーク?)8月の中旬ぐらいだと思う。ほとんどの(夏の時期の)流行波が8月中旬ぐらいに流行のピークが来ている。これに従って流行のピークが来るのではないかと予想している」
公開している推定値は、実際の感染者数を表すものではありませんが、5月8日以前の実数などと比較して検証したところ、推定値と実数にほとんど誤差はないということです。

(名古屋市立大学 間辺利江准教授)
「(Q:このシステムをどのように役立ててほしい?)これを見て行動を考えてもらえるのでは。『コロナは関係ない』と言っても、医療機関もひっ迫している所もあるので、そういった部分を回避していきたい」
間辺准教授らの研究グループは、感染リスクを回避する行動に役立ててもらうため、今後も厚生労働省の週1回の定点報告を受けて情報更新していく方針です。