毎日の歯磨き、しっかりできていますか?
歯ブラシや歯磨き粉の選び方、磨き残しを防ぐ歯磨きの順番まで、正しいオーラルケアを日本アンチエイジング歯科学会監事の宝田恭子歯科医師に聞きます。
口中が「乾燥」すると悪玉菌が繁殖

この夏のオーラルケアで、特に注意が必要なのが、口の中の“乾燥”です。
口の中が乾燥して唾液量が減ると、口内の悪玉菌が繁殖しやすくなります。
結果として、虫歯や歯周病、口臭発生の原因になってしまうのです。
日本アンチエイジング歯科学会監事 宝田恭子歯科医師:
今までコロナ禍でずっとマスク生活だったので、その息苦しさから口呼吸の習慣化が見られます。また、いろいろなストレスで自律神経の乱れがあると、緊張が続いて唾液量の低下がおこります。さらに猛暑でどうしても体の水分量が低下する。
それも唾液の分泌量の低下に繋がってくるんです。
では口の中の乾燥を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
ポイントは「毎日の歯磨き」と「唾液を出すこと」です。
一日何回歯磨きするのが良い?

「ひるおびLINEアンケート」で、1日何回歯を磨いているか聞いてみると、
3回以上・・・30.9%
2回・・・48.2%
1回・・・19.8%
という結果に。
恵俊彰:
あまり磨きすぎると唾液が出なくなると聞いたことがあって、すぐ磨かないようにしてました。
宝田恭子歯科医師:
実は汚れがプラークという歯垢になるのに約24時間かかると言われているので、理論的には1日に1回本当に丁寧に磨けたなら、虫歯や歯周病を発症しないという理論になる。
でもやはり歯並びの違いや、本当にきちんと汚れに届いているかなどもあるので、やはり2回や3回というのが良いと思います。
どれがベストかはありませんが、丁寧に隅々まで磨けているかが大事です。