職場でも、家でも「どじょうすくい」

今ではさまざまなイベントにも呼ばれる中本さん。平日は岡山市内の社会福祉施設で働いています。福祉の現場でも「どじょうすくい踊り」で多くの人を喜ばせています。

そんな中本さん、自宅では。
(中本侑希さん) 「どじょうおる?」
(三男 千陽くん)「え?ザリガニ!」
(中本侑希さん) 「どじょうじゃねーが」


家の中にも「どじょうすくい」に関連するグッズが。もちろん子どもたちも【画像】のように「どじょう」を持って大はしゃぎです。

(妻 早希子さん)
「自分の結婚式の余興にどじょうすくいしてました。『やらせて』って言って。『まぁ』って言って。ずっと明るいので、たまに疲れるんですけど、気落ちはしないですね」


「どじょうすくい踊り」だけでなく、傘回しや獅子舞などにも挑む中本さん。子どもたちも、そんな父の背中を追っています。

ー尊敬するのは?
(次男 朝陽くん(小5))「お父さん」
夜のライブでも「どじょうすくい踊り」そして新たな高みへ

7月29日、この日は初めて夜のライブイベントに出演しました。本場ではメイクはしませんが、「より印象に残れば」と自己流のメイクを施します。

(中本侑希さん)
「いつも口紅もどうやって塗ればいいのか、分からないのでいっつも違うんです」

本番直前、慣れない夜のライブで落ち着かない様子の中本さん。
(中本侑希さん)
「いつもどじょうすくいは、ちょっと型にはまった堅苦しい感じの部分もあるんですけど、今回は夜のイベントなので、だいぶ崩していこうと思います」


いよいよ中本さんのステージが始まりました。中本さんの繊細な表現が観客の心を掴んでいきます。
(客)
「こんな本格的というか、最高のエンターテイメントでした」
「初めて見たんですけど、おもしろかったです。見る機会がないから、紹介してもらって文化が知れてよかったです」

この日、新たな一歩を踏み出せたといいます。
(中本侑希さん)
「大人の方でも、やっぱり見て笑ってくれるときには子どもみたいな感じでみてくれるので、そういうときが一番幸せですね」
「知ってもらう人を多く、ファンをもっと多く作って、いろんな人にどじょうすくい踊りを好きになってもらって、ずっと引き継がれるものになってほしいと思います」

大好きな「どじょうすくい踊り」を磨き続ける中本さん。人を笑顔にすれば、自分も笑顔になります。