大阪・関西万博は、どんな万博になるのか?およそ50の国と地域が 独自のパビリオンを建設する予定です。 どんなパビリオンが予定されているのか?スタジオで詳しく見ていきます。

基本計画書を提出しているのは韓国のみ

井上貴博キャスター:
2日、大阪・関西万博について、岸田総理は「空飛ぶ車など新しい技術を体験できる」というふうに話しました。

万博の期間は、2025年4月13日から10月13日まで。場所は大阪・夢洲です。来場者数は、約2820万人は来るのではないかと試算されています。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。153の国と地域が参加する予定です。このうち、50の国と地域が、独自のパビリオンを建設する予定。

ドイツのパビリオンでは、建物に日本語のひらがなで、「わ!ドイツ」と書かれているんですが、循環の“わ”、自然と技術の調和の“わ”、日本語を取り入れて構成されている。英語で、“循環”などを意味する「サーキュラー」と名付けられた、球体のマスコットキャラクターが、来場者を案内してくれるそうです。

オランダのパビリオンでは、直径11mほどの球体が印象的。石油などの化石燃料に代わる、クリーンエネルギーの幕開けを、太陽と水で表現しているということなんだそうです。建物は解体しても再び組み立てることができるそう。

スイスのパビリオンでは、大阪湾を見渡せるバーを併設するほか、建物は、超軽量素材が使用されるという。

各国、SDGsの世の中で、自分たちがどういった技術をアピールしていけるのかということに知恵を絞っていることがわかります。
どれも完成度が高いものにはなるんですが、実際に現状で、建設に必要な基本計画書を提出しているのは、今のところ韓国のみ。なかなか足並みが揃わない。2年を切ったところで、他の国や地域の建設が進んでいかないことが危惧されているわけです。