高知県立牧野植物園で牧野富太郎博士が採取した100年ほど前の植物標本が展示されています。

県立牧野植物園で2日から始まった特別展示では牧野富太郎博士の植物標本8点が展示されています。どれも100年ほど前のもので夏休み中の子どもたちに植物標本の魅力を知ってもらおうと開かれました。

「ウラジロウツギ」の標本は、当時の吾川村、今の仁淀川町で1889年に採取されたもので、和名「ウラジロウツギ」は牧野博士が命名しました。

ほかにも「シマカンギク」や「オジギソウ」などが、100年前の姿のまま残されています。

(牧野植物園ミュージアムショップ 楠山壽香さん)
「葉の付き方だったり、花だったり、本当に細かいところまで見ることができるので感動を覚える。何より牧野博士が実際にさわって植物をいつくしんでいたことを想像できるものなので、そういったことを感じながら楽しんでいただけたらうれしいです」

この特別展示は、牧野植物園植物研究交流センターの「牧野ミュージアムショップサクラ」で9月1日まで開かれています。