中国政府がきょうから半導体の材料となる希少金属の輸出規制を始めたことについて、西村経済産業大臣は「即座に影響が出るものではない」との考えを示しました。

西村康稔 経済産業大臣
「仮に、WTOなど国際ルールに照らして不当な措置が講じられているということであれば、ルールに基づいて適切に対応していきたい」

中国政府が半導体の材料となるガリウムとゲルマニウムの関連製品の輸出をきょうから規制することについて、西村経済産業大臣は「運用状況などを確認していきたいと」と説明。そのうえで「主要産業の状況などを踏まえると即座に影響が出るものではない」と強調しました。

半導体をめぐっては、アメリカが中国に対する輸出管理規制を行っているほか、日本も先月23日から半導体製造装置の輸出管理を強化しています。