周囲を明るくする存在に

文子さんが結で働くようになって10年以上がたちました。
スタッフ
「久米さん押しすぎ注意ね」
文子さん
「はい」
スタッフ
「お願いしますね」
好奇心が旺盛で、アイロンやミシンの作業も覚えました。好きな作業には夢中になって取り組みます。明るい文子さんの回りにはいつも笑い声が響きます。

生活支援員
「アイスクリーム食べようね」
文子さん
「ポッピングシャワーがいいな」
生活支援員
「あれば食べようね」
文子さんの得意技は…?
年と日付を聞いて曜日を言い当てるのが得意技です。
文子さん
「昭和何年?」
カメラマン
「昭和元年」(母親の誕生日)
文子さん
「誕生日何月?」
カメラマン
「2月20日」
文子さん
「土曜日!」
カメラマン
「土曜日?ホント?」
職場のムードメーカー
昼休みが近づくと時計を気にします。時間になると部屋を飛び出し食堂をめざします。職場のムードメーカーであり、注目の的でもあります。

職業指導員・田中由美さん
「みなさんいいところとかまねされてるし、刺激をし合いあって作業されてると思います」
生活支援員・赤星智子さん
「かわいがられる。性格が明るくて、みんな文ちゃん文ちゃんって言って。意欲的なのでいろんな色を使って自由にあれ作りたい、これ作りたいっていつも笑顔で想像するときが1番ニコニコされてるんで、それを続けていけるように私たちも支援できたらなと思います」
週末は地域に出て活動も
作業所やグループホームから出て外で過ごす週末は、文子さんにとってくつろげるひとときです。父、慶典さんは自身が運営するNPO法人で障害者と地域や社会をつなぐ活動に取り組んでいます。外での活動の機会が少なくなりがちな障害者にいろいろな体験ができるイベントを企画してきました。