去年と比べ「熱中症」の救急搬送は2.3倍 室内で熱中症…死亡例も

南波キャスター:
まさに限界というのは数字にも表れていて、全国の熱中症による救急搬送は、2022年7月17日から23日までの1週間で4078人。2023年は9190人(速報値)で、2.3倍に増えています。熱中症の発生場所は、家の中が43.6%、道路が17.3%となっています。

ひなた在宅クリニック山王 田代和馬院長によると、室内での熱中症の危険サインは
▼ノドの違和感(ガラガラ)
▼汗をかかない
▼尿が出る分量が減る
▼爪が紫になる
などです。
田代院長は「今年の異常な暑さが数十年前と違う事を認識できず、熱中症を発症している。躊躇なく水分補給やエアコンの使用をしてほしい」としています。
若新雄純 慶応大学特任准教授:
僕らはいきなり熱湯には入れないわけですけど、お湯の中に徐々にお湯を足されたら、やけどするような温度になるときに気づかずに、茹で上がってしまうような感じですよね。そうならないように、僕らにとって健康に暮らせる気温や環境って何だろう?というのを一度考えた方がいいなと思いました。
ホランキャスター:
「今年の異常な暑さ」となっていますが、これが異常でなくなることも考えられますので、去年大丈夫だったから今年大丈夫、と思わずに、しっかりと熱中症などにならないように気をつけないといけないですね。