7月の「最高気温」の平均も過去最高を記録

南波キャスター:
これまで最も高かった7月の最高気温の平均は、2004年の33.1℃でしたが、今月は33.9℃(午後4時現在)ということで、7月としては、こちらも統計史上最高となりました。

ホラン千秋キャスター:
平均だと0.8℃上がったということですが、この0.8℃って大きいのでしょうか?

広瀬気象予報士:
月平均なので31日の平均の値で0.8℃というのはかなり大きな数字です。1℃という違いを体温に置き換えると、全然感じ方が変わりますよね。本当にインパクトのある数字の違いだと思います。

ホランキャスター:
7月がこれだけ暑いと、8月がちょっと思いやられるなという感じがしますね。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
さっき、この20年ぐらいの平均気温のグラフ見てきたら、10年20年かけてじわじわとちょっとずつ平均気温が上がってきてるわけですよね。これを10年前20年前に比べると、結構な差なわけですけど、毎年毎年の上昇ってちょっとずつじゃないですか。

僕ら人間って、今変化に対して茹でガエル状態になっている気がしていて、本当は振り返ってみると、人間の体もしんどい、普通には生活できない状況になっているにも関わらず、去年も生活できたし、ギリギリ何とかなったじゃん、今年も去年よりはちょっと暑くなったかもしれないけど、まだ去年も部活できたし、去年オフィスでも働けたし、まだいけるでしょと言って、とっくに僕らの人間の持ってる体の生理的な限界を超えてしまってるかもしれないのに、社会の気温の変化はわずかだったので気付かないうちに、もう茹で上がってしまってる状態になっている可能性もあるなと思っています。

ちゃんと長期間で見通しを立てて、人間にとって活動の限界ということを、気を付けなきゃいけない状況になっているのではと俯瞰してみないといけませんよね。1年1年の変化はちょっとずつじゃないですか。でも、もう厳しそう。これだけバタバタ倒れる人が増えていると。

日比麻音子キャスター:
無理は禁物と言いますけど、何が無理なのかもわからなくなってきてしまっている感じはありますよね。