“土佐の小京都”高知県四万十市中村で29日、市民祭が開かれました。鮮やかな提灯台の灯りが4年ぶりに夜の街を彩りました。

「(Q.お祭りは好きですか?)すきです」

「しまんと市民祭」は新型コロナの影響で2020年と2021年は中止に。去年は四万十川の河川敷を会場にして行われ、中心街を舞台にした通常開催は4年ぶりです。

小学校のPTAや保育園の踊り子のほか、土佐清水市のよさこいチーム、「いなん」など7つのチームが、二手に分かれて通りを練り歩きながら熱気のこもった演舞を披露しました。

「もう最高にうれしいです」
「久しぶりでね、楽しみで涙が出ます、すごく楽しいです」

また、「四万十市役所正調踊り子チーム」は伝統の“なかむら踊り”を披露しました。

「県外から来たんですけどすごく楽しめてます」
「それぞれのチームの良さがあって見ながら熱くなります」

日が暮れ始めると赤や白などの提灯を飾り付けた提灯台が登場。重さ2トンほどの提灯台を50人余りの男衆が担ぎ通りを練り歩きます。見せ場は、辻々で繰り広げられる“提灯台まわし”です。

あたりが暗くなると光の帯を描く提灯の明かりが鮮やかに…。

「うれしいですね。特に提灯台が華やかというかにぎわいが戻ってきたなという感じがしますね」

子ども達も小型の提灯台や太鼓台を担ぎ、元気な姿で見物客を楽しませ、4年ぶりに夜の中村の街が提灯台で彩られました。8月5日には一條神社で女郎ぐも相撲大会が、26日には四万十川の河川敷で納涼花火大会が開かれます。