シリーズ「現場から、」。コロナ禍により加速したペットブームですが、犬・猫の殺処分問題は長年の課題となっています。3年連続で過去最少を更新し続けている静岡県では、保護活動を担うボランティア団体が奮闘しています。
静岡市動物指導センター、いわゆる「保健所」です。3頭の犬が新しい飼い主を待っていました。
一方、室内には…
記者
「小さいですね」
静岡市動物指導センター 小野寺あゆ子 係長
「今、1か月ちょっとぐらいですかね」
近くの納屋で生まれた子猫が保護されていました。
静岡県全体の殺処分の件数です。10年前は桁違いの頭数が殺処分されていましたが、年々減少し続け、3年連続で過去最少を更新しました。
静岡市動物指導センター 小田雪野 獣医師
「当時の職員からしたら奇跡に近い」
背景にあるのはボランティアの存在です。
ラディアンテ静岡 三津山有加 代表
「せっかく来ていただいたのに、ご希望に添える子がいないと…」
「全然そんなことないです、かわいいです」
ボランティア団体「ラディアンテ静岡」の代表・三津山有加さん。年に10回ほど譲渡会を開いても、飼い主が見つかるのは5件程度だといいます。
ラディアンテ静岡 三津山有加 代表
「保健所から引き取りの時点で、けがをしているとか、病気の犬・猫とか、あとはちょっと噛む犬とか(飼い主が見つかりにくい)」
「この子はずっと里親募集出していたんですけど、全然決まらなくて…。里親募集を諦めて、うちの子にしちゃいました」
50頭の犬と猫がラディアンテ静岡のメンバーの自宅で保護されています。
ラディアンテ静岡 三津山有加 代表
「飼った後に、こういうつもりじゃなかったと手放す人も実際にいる。私のところにも連絡が来る、『アレルギーになっちゃった』とか。想像をちゃんと膨らませて、最期まで飼えるのかきちんと決めてほしい」
譲渡会では嬉しい再会がありました。1年前、ほとんど毛のない状態で保健所から引き取った15歳のトイプードルが新しい飼い主とともに訪れたのです。
ラディアンテ静岡 三津山有加 代表
「すごく毛がフカフカになりましたよね、当時の面影がない。こんなに幸せにしてもらってありがとうって。うれしいね」
この日の譲渡会には400人以上が訪れました。
小学2年生
「目がクリクリだったからかわいかったです。もしかしたら飼うかもしれない。病気になった犬を助けたい」
ラディアンテ静岡 三津山有加 代表
「犬・猫のボランティアが必要のない世界をつくっていきたいと思っている。私が今できる精一杯のことをやっていく」
注目の記事
“太陽の光にあたれない”難病「色素性乾皮症」の男の子(5)「今を生きる大切さ」母が絵本に

【ボクシング重岡銀次朗さん】元世界王者のリング事故から1年…麻痺と言葉の壁に直面しながらも「兄弟で前へ」

病で倒れた技能実習生を襲った不法滞在の危機“想定外”の長期療養に直面したベトナム人青年「今回は特例」で終わらせない 問われる受け入れ環境の整備

【天気頭痛】「気圧が原因」は思い込みかも…痛み止めの飲みすぎで慢性化、脳卒中などの見逃しリスクも 「日誌」で自分のパターンを知って対策【医師が解説】

「午前3時にギャー」夜泣きに悩むママを救う“深夜限定カフェ” 『10人に1人が産後うつ』の時代を救う拠り所の理想と現実 新潟市西蒲区

生乾き臭は “菌の代謝物” だった… 今年の梅雨こそ しぶといニオイと離れたい『部屋干しの正解』









