“走る貴婦人”C57の『SLばんえつ物語』がおよそ1年ぶりに運転を再開しました。
昨年は豪雨の影響で運転を取りやめており、この時を待ちわびた大勢の鉄道ファンがその出発を見守りました。
77歳になった“走る貴婦人”

新潟市秋葉区にあるJR新津駅に詰めかけた大勢の人、人、人…。
その視線の先にあるのは、新津と福島県・会津若松駅を結ぶ『SLばんえつ物語』の先頭・蒸気機関車「C57 180」です。
その優美な姿から“貴婦人”の愛称で親しまれています。

豪雨の影響で福島県内の鉄橋が崩れるなどしたため。2022年8月から運行を休止していましたが29日、およそ1年ぶりに再開となりました。

【JR東日本新潟支社 白山弘子支社長】
「このたび無事、検査を終えてこの地に戻ってくることができました。皆さまにはSLの汽笛とともに、この沿線の美しさを感じていただき、夏の思い出に刻んでいただければと思います」
【画像を見る】から、SLばんえつ物語のかつての様子などをご覧いただけます。
今年“喜寿”を迎えた貴婦人「蒸気機関車・C57-180号機」。
実は24年前、多くの人の思いを受けて、小学校の校庭からの“復活”を遂げた経歴を持っています。